略礼服とは
略礼服とはブラックスーツのことで、昼間用礼服であるモーニングや昼間用準礼服であるディレクターズスーツよりも格下の服装ですが、結婚式や入学式、またお葬式など慶事、祝事、弔事のどんなシーンでもオールマイティに着こなせる便利な礼服です。慶事にはシルバーか白のネクタイ、弔事には黒のネクタイと一緒に着用するのが一般的なマナー。1960年代に日本で作られた略礼服は、日本全国で普及していきましたが、海外ではビジネススーツと同様に見られ、礼服として扱われる服装としては認められていません。そのため、海外で礼装する場合は、昼間ならモーニングかディレクターズスーツ、夜間ならタキシードが必要です。冠婚葬祭でダブルを着用する人が圧倒的に多いようですが、シングルでもダブルでもどちらでも構いません。テレビ番組のすべらない話で略礼服が半ズボンになっていて爆笑をよんだ小籔千豊のような極端な場合を除き、一般的な略礼服ならどんな場面でも活用できます。
略礼服と全体的な服装
略礼服は黒又は濃紺の背広上下一揃いのことを言い、カシミヤ、ドスキン、ウーステッド、絹、モヘヤなどの生地が使われています。略礼服は背中や両脇に切り込みのないノーベントがフォーマルとして相応しいもので、ズボンの裾はシングル、中にベストを着用するなら慶事の場合は白かシルバーグレイ、弔事には黒となります。ワイシャツは白無地で、ズボンのベルトが革製で黒の尾錠止め、ポケットチーフは慶事が白かシルバーグレー、弔事では必要ありません。女性の場合の略礼服は昼間はスーツ、夜間はロングドレスなどのようですが、女性の場合は正礼装や準礼装などの線引きは曖昧で、TPOに合わせてコーディネイトすればいいようです。結婚式など女性は比較的自由な服装が楽しめるのですが、マナーとして守らなければいけないことは、花嫁の色である白を避ける、黒尽くめの装いにしない、露出は控える、花嫁よりも目立つ服装はしないということです。和装の場合は既婚者なら留袖、未婚女性は振袖です。記念として写真にも残る結婚式などの服装は、マナーを守らなければ後々恥ずかしい思いが残ってしまいますよ。
慶事の略礼服とマナー
略礼服の場合、靴下と靴の色は黒というのがマナーです。ストライプ入りの靴下はモーニング用なので、黒の無地の靴下を購入するようにしましょう。ネクタイは慶事の場合は白かシルバーで、ワイシャツも白です。靴は紐靴が正式で紐がない場合は略式です。タイピンやカフスなどは昼?は真珠か白蝶貝、夜間はオニキスか黒蝶貝などで、台座は銀かグレーのものを身につけます。略礼服にマフラーを巻く場合は、白の絹のものを、外套をはおる場合は黒か紺のチェスターフィールド・コートが適しています。しかし、レストランウェディングのようなカジュアルなスタイルの結婚式で友人として出席する場合には、あまりフォーマル感を意識せず、ダークスーツに色物のネクタイやスカーフなどを合わせてオシャレを楽しむことに重点をおいた方がいいかもしれません。ただ、職場の上司や先輩の結婚式なら、ブラックスーツの略礼服で白いネクタイなどフォーマルな格好が無難でしょう。フォーマルかインフォーマルかはケースバイケースなので、TPOに合わせた服装を心がけるようにしましょう。
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最終更新日 2009/01/06/ 21:00:54